「英語の勉強はしているのに、スピーキングだけが伸びない」そんな悩みを持っている人は非常に多いです。
単語も覚えている。文法も理解している。リーディングやリスニングはある程度できる。それなのに、いざ英語を話そうとすると、言葉がスムーズに出てこない。
オンライン英会話を始めてみたものの、
- 何を話せばいいか分からない
- 言いたいことを英語にできない
- レッスンが終わるとどっと疲れる
このような状態になってしまい、スピーキングに苦手意識を持ってしまう人も少なくありません。
実は、スピーキングが上達しないのには理由があります。
多くの人が、スピーキングを伸ばすための正しいトレーニング方法を知らないのです。
英語スピーキングには、効率よく上達するためのトレーニングの順番があります。
この記事では、長年英語を学んできたのに話せない方に向け、まさに「目から鱗が落ちる」気づきを提供します。
- 英語スピーキングが上達しない本当の理由(脳の仕組みとコミュニケーションの性質)
- 多くの人がやってしまう間違った4つの練習方法
- スピーキングを最短で伸ばす「基礎」と「実践」のトレーニング方法
- 英語を身体能力として身につけ、自然に言葉が出てくるようになる学習ステップ
について、分かりやすく徹底的に解説します。
「今度こそ本気で英語を話せるようになりたい」「外国人と堂々とコミュニケーションを取りたい」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。これまでの英語学習の常識が、ガラリと変わるはずです。
英語スピーキングが上達しない理由
英語スピーキングが上達しない最大の理由は、とてもシンプルです。 それは、「英語の勉強」はしていても、「スピーキングの練習」をしていないからです。
多くの人は英語を身につけようとする時、次のようなことをします。
- 単語帳を買って語彙を増やす
- 文法書を読んで構造を理解する
- リスニング教材を通勤中に聞く
- 英語のニュースや本を読む
これらはすべて重要な学習ですが、実はスピーキング(話すこと)のトレーニングではありません。
スポーツに例えれば、野球の「バッティング理論書」をいくら熟読しても、実際にバットを振る練習をしなければボールを打てるようにはならないのと同じです。
英語スピーキングもこれと全く同じです。
頭の中にどれだけ英単語や文法の知識を詰め込んでも、実際に口の筋肉を動かして声を出し、相手との会話のキャッチボールをする「トレーニング」をしなければ、絶対に話せるようにはならないのです。
私たちが知っている「英語を話せるようになった人」――例えば、長年海外に住んでいた人や、外国人の恋人がいた人たち――は、机に向かって猛勉強したから話せるようになったわけではありません。彼らは、失敗して恥ずかしい思いをしながらも、「毎日英語を話さざるを得ない環境」に身を置き、口を動かし続けた結果、英語を「身体能力」として身につけたのです。
なぜ英語が「知識」ではなく「身体能力」なのか、そしてなぜ従来の勉強法だけでは話せるようにならないのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
英語を話せるようになるには?知識ではなく身体能力を鍛える正しい学習法
「読み書き英語」と「話す英語」の決定的な違い
日本の学校教育で私たちが教わってきたのは、主に「読み書き」のための英語です。しかし、「読み書き」と「会話」は、同じ英語であってもその性質が真逆と言っていいほど異なります。
読み書きは「1Way(一方通行)」で「正確性」重視
メールなどの文章作成は、途中で辞書を引いたり作業を中断したりできる一方通行のコミュニケーションです。証拠として残るため、「スピード」よりも「正確さ」が求められます。(実はスピーチの練習も、原稿を暗記して一方的に発表するため、こちらのスキルに分類されます)。
会話は「2Way(双方向)」で「スピード」重視
会話は相手とのテンポの良いキャッチボールです。もし頭の中で「日本語から英語へ」と翻訳するプロセスを踏み、返事までに「5秒の沈黙」が生まれれば、相手を不安にさせコミュニケーションは崩壊してしまいます。完璧な文法で15秒後に答えるよりも、単語の羅列でも1秒後にテンポよく返すことの方が何倍も価値があるのです。
この違いを理解し、「会話にはスピード(瞬発力)が必要だ」と認識することが、スピーキング学習の重要な第一歩となります。
頭が真っ白になる理由!脳の「シングルタスク」と英会話
「外国人を目の前にすると、パニックになって言葉が出てこない」
この現象は、私たちの「脳の仕組み」を理解すると見事に謎が解けます。
人間の脳は、基本的に「シングルタスク(一時点で一つのことしか処理できない)」の構造になっています。例えば、昨日の夕食のメニューを詳細に思い出しながら、同時に「123 + 456」の暗算をすることはできません。脳が二つのことを同時に処理しようとすると、AとBを行ったり来たりする「スイッチング」という状態に陥るからです。
勉強した知識で話そうとすると「スイッチングの嵐」が起きる
私たちが学校で学んだ「勉強の英語」を使って話そうとすると、頭の中では次のようなことが起きています。
「『美味しい』って英語でなんて言うんだっけ? Delicious? Good?」
「ハンバーグは一つだから単数形でいいのか?」
「『食べた』だから、eatの過去形のateを使わなきゃ!」
話したい「内容」を考えながら、同時に英語の「文法」「単語」「発音」を思い出そうと脳をフル回転させている状態です。これはまさにタスクスイッチングの嵐であり、脳の処理能力の限界を超え、結果としてパニック(頭が真っ白)になってしまうのです。
自転車に乗るように「感覚」で話す
では、どうすればパニックにならずに話せるのでしょうか。
自転車に乗りながら、昨日の夕食のメニューを思い出すことは簡単ですよね。それは、自転車のハンドルの角度やペダルを漕ぐスピードを「頭で考えて」操作しているのではなく、体が覚えている「感覚」で行っているからです。
英語スピーキングもこれを目指さなければなりません。
話す「内容」だけに脳の意識を集中させ、英語を口から出すという動作自体は「感覚(身体能力)」で行えるレベルにする必要があります。そのためには、自転車に乗れるようになるまで何度も転びながら練習したように、失敗を恐れずに繰り返し口を動かすトレーニングが必要不可欠なのです。
英語スピーキングが伸びない人の共通点
英語スピーキングがなかなか上達しない人には、共通する「間違った学習習慣」があります。もしあなたに当てはまるものがあれば、今すぐ見直すチャンスです。
1. インプット中心の学習をしている
先ほども述べた通り、英語学習の多くが単語の暗記やリスニングといったインプット(入力)に偏っています。スピーキングはアウトプット(出力)のスキルです。スポーツで言えば、試合に出るためには「素振り」や「筋トレ」のような身体を動かす練習が圧倒的に足りていません。
2. 「日本語から翻訳」して話そうとしている
英語を聞いてから話すまでに、次のようなプロセスを踏んでいませんか?
- 英語を聞く
- 日本語に翻訳して理解する
- 日本語で返答を考える
- それを英語に翻訳して口に出す
この方法では、絶対に実際の会話のスピードには対応できません。英語スピーキングを上達させるためには、このプロセスをショートカットし、英語を英語のまま処理し、日本語を介さずに英語を口に出す「英語脳」を作る必要があります。
この「英語脳」とは何か、なぜ日本人が翻訳で詰まってしまうのか、そしてどう鍛えればよいのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
英語脳の作り方|日本語に翻訳せず英語で考えて話すトレーニング
3. YouTubeなどのノウハウに縛られ「失敗を恐れている」
最近はYouTubeやSNSで「この英語はネイティブには通じない!」「”I’m fine.” は今どき恥ずかしい!」といったノウハウ動画が溢れています。こうした動画を見すぎるとどうなるでしょうか。
外国人から “How are you?” と聞かれた時、真っ先に “I’m fine.” が思い浮かんだとしても、「あ、YouTubeでこれは恥ずかしいって言ってたな。正解は何だっけ…?」と悩んでしまい、無言の時間が流れてしまいます。
苦悩の表情を浮かべて30秒後に “I’m good!” と元気に答えても、相手は気味悪がって離れていくでしょう。
考えすぎて会話が止まってしまうくらいなら、多少不自然でも良いので即座に返していくことが、会話においては重要です。
なお、I’m fine.はネイティブも普通に使いますので、安心して使ってくださいね。
4. ロールプレイ中心の練習をしている
多くの英会話スクールでは、カフェや空港での場面を想定した「ロールプレイ(台本読み)」が行われます。
自分が客役、講師が店員役になり、決まったフレーズを読み上げます。この時、なんとなく英語を話せている気分になりますが、実はこれも大きな落とし穴です。
なぜなら、実際の会話には「台本」が存在しないからです。
ロールプレイで英語が話せているように感じるのは、中学校から得意だった「音読」をしているに過ぎません。相手が想定外の返事をしてきたり、全く違う角度から質問されたりした瞬間、対応できなくなってしまいます。決まったセリフを読む練習だけでは、真のスピーキング力(瞬発力)は養われません。
英語スピーキングに必要な3つの能力
では、本物の英語スピーキング力を手に入れるためには、どのような能力を鍛えればよいのでしょうか。スピーキングには、次の3つの能力が不可欠です。
① 英語を理解する力(リスニング・リーディング)
まずは、相手の言っている英語を聞いて意味を理解する力です。 例えば “I went to the station to meet my friend.” という文章を聞いて「友達と会うため駅に行った」と理解できる力です。実は、多くの日本人は義務教育や受験勉強のおかげで、基礎的な単語や文法の知識はすでに十分に備わっています。
② 英語を反射的に発話する力(瞬発力)★最も重要
日本人に決定的に足りていないのが、この能力です。
知っている英単語やフレーズを、日本語を介さずに、頭で考える前に「反射的」に口から出す能力です。
“That makes sense.”(なるほどね)
“Sounds good.”(いいね)
“I think so.”(私もそう思う)
こうした短い表現が、スポーツの反射神経のように口から飛び出すようになる必要があります。この力がなければ、どれだけ知識があっても会話のスピードにはついていけません。
③ 会話を続ける力(実践力・展開力)
実際の会話の中で英語を使い、相手とキャッチボールを続ける力です。
相手の言葉を聞き、自分の意見を伝え、さらに質問を投げ返す。この一連の流れは、実際の会話経験(練習試合)を数多く積むことでしか身につきません。外国人を前にしても緊張せず堂々と話せる「メンタル」を鍛えることも、この能力に含まれます。
スピーキングを最短で上達させる「基礎」と「実践」の両輪
英語を身体能力として身につけるためには、スポーツのトレーニングメニューを組むのと同じように「基礎トレーニング」と「実践トレーニング」の両輪で進めることが最も効率的です。
基礎トレーニング:英語表現を「口の筋肉」に覚えさせる
基礎トレーニングの目的は、英語表現をしっかりと口に覚えさせ、「英語の瞬発力」を鍛えることです。
スポーツで言えば、筋トレや素振りに該当します。
大きな口を開け、大きな声で繰り返し英語を発音し、口の周りの筋肉が筋肉痛になるくらい取り組むことが大切です。頭で理解するのではなく、何度も何度も声に出すことで、無意識に言葉が出る状態(自転車の運転と同じ状態)を目指します。
実践トレーニング:外国人との会話に「慣れる」
実践トレーニングは、外国人との実際の会話練習です。スポーツで言えば「練習試合」に該当します。
実践トレーニングの最大の目的は、英語での会話の感覚をつかみ、外国人とのやり取りに「慣れる」ことです。多くの日本人は、外国人を前にすると極度に緊張して声が小さくなり、聞き返されると恐怖でさらに話せなくなるというパターンに陥ります。
継続的に練習試合(実践トレーニング)を積むことで、メンタルが鍛えられ、どんな相手でも臆することなく自分の持てる英語力を発揮できるようになります。「習うより慣れよ」の言葉通り、リアルな会話経験を積むことが不可欠です。
現在地を知ってから目標設定をする
トレーニングを始める際、いきなり「ネイティブのようにペラペラになる」という高すぎる目標を設定すると挫折しやすくなります。マラソン初心者がいきなり「フルマラソン3時間切り」を目指すようなものです。
まずは、TOEICを受験して現在のスコアを記録したり、海外旅行に行って「今の自分がどれくらい話せないか」を体感するなど、自分のスタート地点の現在地を記録しておくことをおすすめします。そうすることで、数ヶ月トレーニングを続けた後に「細かい要望を伝えられるようになった!」という確実な成長を実感でき、モチベーションを維持することができます。
もし「スピーキング以前に、英語学習そのものを何から始めればよいのか分からない」という方は、まず全体の順番を整理することが大切です。初心者向けの最短ロードマップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
LAT英会話が提供する「話すため」の非常識なトレーニング
ここまでお読みいただき、「英会話は勉強ではなく、身体能力を鍛えるトレーニングである」という本質をご理解いただけたと思います。
しかし、「頭ではわかったけれど、具体的にどうやってトレーニングすればいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで、私たちが運営するLAT英会話(Language Acquisition Training)が提供している、スピーキング習得に特化したユニークなトレーニングメソッドをご紹介します。
LAT英会話は、従来の「知識を教えるスクール」とは全く異なり、英語を身体に定着させるための「環境」と「仕組み」を提供しています。
1. 特許取得の「反射復唱法トレーニング」(基礎)
LATでは、専用アプリを使った「反射復唱法」という基礎トレーニングを毎日行います。
【流れ】
日本語音声 => (無音のインターバル) => 英語音声 => (無音のインターバル)
このように、日本語を聞いた直後の無音の時間に、反射的に該当する英語を口に出すトレーニングです。
このトレーニングには2つの大きな特徴があります。
順番で暗記させない「ランダム再生」
同じ文章が順番通りに流れると、脳は「次は〇〇だ」と順番で暗記してしまいます。LATのアプリはシステムがランダムに文章を再生し、数日かけて反復回数を調整しながら出題するため、真の「反射神経」が鍛えられます。(この定着システムは特許を取得しています)。
「ながら学習」の推奨
会話力は、机に向かって集中して磨くものではありません。日本語を話す時に「よし、話すぞ」と集中しないのと同じです。料理をしながら、掃除をしながら、散歩をしながら「なんとなく」口を動かすことで、無意識レベルで英語が出るように脳を鍛えます。ノートに書き写して暗記するのは厳禁です。
2. 予約不要!毎日決まった時間にかかってくる実践レッスン
LATの外国人講師とのレッスンは、一般的な英会話スクールの常識とは全く違います。
レッスンの予約制度なし
受講時間を決めると、毎日その時間に講師から直接電話がかかってきます。気分に左右されず、毎日強制的に英語を話す環境が作られます。
実際、多くの人が英語学習やオンライン英会話で挫折してしまうのは、意志の問題ではなく「続く仕組み」になっていないからです。オンライン英会話が続かない理由と、その解決法については以下の記事で詳しく解説しています。
1回「7〜10分」の短時間・即興レッスン
週1回の長時間レッスンよりも、毎日10分間話す方が効果的です。ロールプレイではなく、即興でトピックを与えられて受講生が主導で話し続けるため、実践力が急激に鍛えられます。
同じ講師による一貫した指導
毎回固定の担当講師が専属コーチのように弱点や癖を把握し、一貫した指導を行います。
LATの目的は、「ビジネス英語」という実態の曖昧なものではなく、どんな相手とも堂々とコミュニケーションを取り、信頼関係を構築できる本物の「英語での雑談力」を身につけることです。
まとめ:スピーキングは「勉強」ではなく「トレーニング」
英語スピーキングを上達させるための道筋は、驚くほどシンプルです。
英語は知識ではなく、身体能力です。
「理解する」ことにとどまらず、反復練習によって「反射的」に言葉が出るようにし、実際の会話という「実践」の場で使い倒す。このステップを愚直に繰り返すことだけが、英語が口から自然に飛び出すようになる唯一の道です。
英語を話せるようになりたいなら、今日からテキストを閉じ、単語や文法の勉強をやめて、「実際に口を動かす練習」へと学習の舵を大きく切ってください。
もし、あなたが本気で英語スピーキングを伸ばしたい、英語を身体能力として身につけたいと思っているなら、ぜひ一度LAT英会話のトレーニングを体験してみてください。
毎日の反射復唱法と、逃げられない外国人講師との実践会話を通して、「英語を話さざるを得ない環境」をご用意してお待ちしています。
あなたの英語学習が「勉強」から「トレーニング」へと変わり、世界中の人々と自信を持ってコミュニケーションが取れるようになることを心から応援しています!

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