当たり前の感覚がもたらす、コミュニケーションへの影響

Hello, how are you?
LAT英会話トレーニングカスタマーサポートの羽迫です。
今日は、「当たり前の感覚がもたらす、コミュニケーションへの影響」
についてお話をさせていただければと思います。


<<感覚とコミュニケーションて、関係あるの?>>

感覚と英会話って全く繋がりがないようにも思えますよね?
ところが、
無意識の感覚や、当たり前と思っている道徳観念、また、マナーの違いなど、言葉とは実際に関係のないように思える部分でも、
「コミュニケーション」には大きい影響を及ぼしているんです。

<<なぜ??>>

それは、学問という非日常と、会話という日常のどちらを目的にしているのか?というところが関わってきます。
「言語学」が目的ですと、ある意味言葉のことだけ考えていれば良いのですが、「コミュニケーション」が目的だとそうはいきません。
そんなに話せない人が楽しそうに歓談できたり、資格はたくさん持っているのに実際に英語でコミュニケーションが取れない人がいたりする、その理由がそこにあったりします。
言語を道具として使い、成り立つ「コミュニケーション」と、
言葉の意味や起源、そして文法などを突き詰めていく「言語学」とは、かなりの差があるんです。
差があるというよりも、目的が既に違いますよね。
日本人の方は真面目な方が多いと、たまにお伝えさせていただくこともある理由はここで、
学校では英語に必須科目として勉強に取り組んできたため、
テストなどで判断されることがほとんどで、いわば、「取り組み方は学問的な取り組み方なのに、
結局の目的はコミュニケーション」
という、ゴールの矛盾があるのは否めません。

<<例えるならば、、、>>

違いをわかっていただくためにわかりやすい例として、スポーツ選手の行いがあげられます。
サッカーの日本対メキシコ戦、もしくは、日本対欧米など、ご覧になったことはありますでしょうか?
日本対メキシコ戦を例に出させていただきますと、
メキシコは、アピールや演技力で、どんどんファールを奪いにかかります。
日本人選手が当たってもいないのに、崩れ落ちたり痛がるアピールをし、
審判員に相手にされないとわかるとすぐ、走り回ったりしますよね。
ですが、日本人選手はそういうことはしないんですね。
武士道や、スポーツマンシップ、日本男児としての気負いなど、
そういうものが根底に強くあるんだろうなと感じました。
ですが結局のところ、それは良い悪いとかではなくて、
「ふつう、当たり前」
ところ変わればそれだけ変わってくる。というだけなのです。

またあの有名なタレントウェンツ瑛士さんですら、ロンドン留学中の経験をこう語っています。

向こうでは至るところでキスしているカップルがいて、それに対して僕は「恥ずかしい」ってコメントするタイプだったんです。でも、ロンドンでそういうカップルを見ても、「そっか、今そういう気分なんだね」と恥ずかしさもなく、普通に受け入れられて。

https://number.bunshun.jp/articles/-/846282?page=2

<<その感覚の違いが結局言動の違いに結びつく>>

そういう感覚の違いは、
会話の距離感にも現れてきます。
外国人と話していたら、
ずけずけとパーソナルなことを聞いてきて、嫌な気分になった。
というようなこともあるかもしれません。
ですが、そういう時ははっきりと、
「I don’t want to talk about it.」
と言えば良いだけなのです。
Why?と聞かれても
「Just because.」
きっぱりと断り続ける強さが必要です。
そんなこと言ったら失礼なんじゃないか、そんなこと言えない!と思った方。
いうことがギャップを埋める唯一の方法です。
大抵の場合、相手に悪気はないです。
それが当たり前の違いなんですね。
それでも、「話が通じない、不快だ」と感じる場合は、
人種関係なく、それなりのお付き合いを考えれば良いのです。

<<日本の当たり前の基準はとても高い?!>>

色んな国の人と会って感じたのは、日本の当たり前の基準はものすごく高い、という事実でした。
例えばですが、日本ですと、「KY」という言葉がありますよね。
空気を読むのが当たり前のように求められる社会。
そんな当たり前の基準があるのは、日本以外に、ないのではないかと思います。
だって、考えてみてください。
「無言の氣を読む」
かなり、ハードルの高い文化の違いだと、思いませんか?
日本では、学校では挙手制で、先生に当てられた人だけに発言権があり、それ以外は沈黙を貫き、ただひたすら受け身の授業を受けるのが普通です。
海外では、
Discussionが当たり前の国が多いです。
机をサークル状にして、意見交換をするような授業もあります。
良い悪いというのではなく、小さい時から言葉を使って意見交換をするのが習慣づけられるんですね。
言わない方が悪いのが、彼らの当たり前なのです。

<<言葉の役割の捉え方>>

思っていることを伝えるのが言葉という道具の役割なので、結局、日本語のように曖昧なグレーゾーンのボキャブラリーが外国語には少ないのが現実です。
最初は、こんなこと言ってしまったら失礼かな、など、
ドキドキすることも多いかもしれませんが、
言ってみると全然大丈夫だったりするので、
それも英語コミュニケーションの経験として、外国人と話す機会があった時には率先してコミュニケーションを取りに行っていただければと思います。

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