外国人と話そうとしたとき、こんな経験はありませんか?
- 日本語で答えを考える
- 頭の中で英語に翻訳する
- 文法が合っているか確認する
こうして頭の中で何段階も処理しているうちに、会話のタイミングを逃し、不自然な沈黙が流れてしまう。これこそが、多くの日本人が英会話で苦労する最大の原因です。
ズバリ結論から言うと、その原因は「英語を日本語に翻訳して理解しようとしている」ことにあります。
英語をスムーズに話せる人は、いちいち頭の中で翻訳をしていません。英語を英語のまま理解し、英語のままアウトプットしている状態、それが「英語脳」です。
私自身、英語の知識はあったにもかかわらず、ニューヨークのファストフード店でまともに注文すらできないレベルでした。しかし、英語脳を鍛えるトレーニングを通じて、日本語に訳さず理解し、そのまま話せる感覚を身につけました。
この記事では、日本人が最短で習得するための「英語脳の作り方」と、日本語に翻訳するクセを抜け出すための具体的なトレーニング方法について、脳科学の視点から分かりやすく解説します。
英語脳とは?なぜ「日本語に翻訳するクセ」が抜けないのか
英語脳の作り方を知る前に、まずは「なぜ私たちが頭の中で翻訳してしまうのか」そのメカニズムを理解することが重要です。
英語脳とは「英語を英語のまま処理する状態」
英語脳とは、「英語を日本語に翻訳せず理解し、英語のまま考える状態」のことです。
例えば、”Thank you.”(ありがとう)と言われたとき、あなたはいちいち「Thankは感謝するという意味で目的語がYouだから…」といった理解をしていますか? おそらく、そのままの意味を感覚で理解できているはずです。
英語を話せる人は、どんなに複雑な会話においても、頭の中でこの “Thank you” と同じ処理をしています。
- 英語脳の人: 英語を聞く → そのまま理解する → 英語で即答する
- 翻訳する人: 英語を聞く → 日本語に翻訳する → 日本語で返答を考える → 英語に翻訳する → 口に出す
脳の「シングルタスク性」が会話を止める
なぜ翻訳しようとすると言葉に詰まるのでしょうか。それは「人間の脳はシングルタスクでしか働かない」からです。二つの言語を同時に処理しようとすると、脳はそれを行ったり来たりする「スイッチング」状態になります。
会話中、「この単語で合っているか」「過去形にするべきか」と頭の中で知識(日本語)を引き出そうとした瞬間、会話の内容自体に集中できなくなり、言葉が出てこなくなるのです。
このような「英語が話せない脳の仕組み」については、以下の記事でもより具体的に解説しています。
「読み書き」の勉強が英語脳の構築を邪魔している
私たちが長年英語を学んできたのに英語脳を作れなかった最大の原因は、学校教育の「読み書き英語(勉強)」にあります。
テストや長文読解のように、時間をかけて正確に日本語へ和訳するトレーニングばかりを積んできたため、会話という「スピード勝負」の場においても、無意識に和訳しようとしてしまうのです。
英語脳を作るためには、この「英語=勉強して和訳するもの」というマインドセットを完全に捨てる必要があります。
英語脳を作る大前提として、英語を「知識」ではなく「身体能力(スポーツ)」として捉えることが重要です。詳しくは以下の記事で解説しています。
英語を話せるようになるには?知識ではなく身体能力を鍛える正しい学習法
【実践】英語脳の作り方・具体的なトレーニング方法
それでは、ここからが本題です。大人になってからでも確実に「英語脳」を作るための具体的なトレーニングのステップと方法を解説します。
STEP1:インプットを捨て、「アウトプット中心」の環境を作る
英語脳を作るための第一歩は、単語帳や文法書を閉じることです。
英語を流暢に話せるようになった人に「どうやって話せるようになったのか?」と聞くと、共通しているのは「毎日英語を話さざるを得ない環境に身を置いていた」ということです。留学や外国人ばかりの職場など、間違えても恥をかいても、毎日口を動かしてアウトプットし続けた人だけが、英語脳を手に入れています。
日本にいながら英語脳の作り方を実践するには、この「話さざるを得ないアウトプット環境」を自ら作り出すしかありません。
英語脳を作ることと、スピーキング力を伸ばすことは表裏一体です。最短で話せるようになる全体像については、以下の記事で解説しています。
英語スピーキングを上達させる方法|最短で話せるようになるトレーニング
STEP2:翻訳する暇を与えない「反射の素振り」を繰り返す
アウトプット環境を作っても、いきなり外国人とフリートークをしてはいけません。頭で翻訳してしまうクセが抜けていないからです。
スポーツで試合に出る前に「素振り」をするように、英会話でも「日本語を介さずに、英語を反射的に口に出す」基礎トレーニングが不可欠です。
そこでおすすめしたい英語脳の作り方が、「無音のインターバルを利用した反復練習」です。
例えば、短い日本語の音声を聞いた直後、ネイティブが話すスピードと同じくらいの「短い無音時間」に、瞬時に英語を口に出す練習をします。時間が極端に短いため、頭で「えーと、主語は…」と翻訳している暇がありません。これを何度も何度も繰り返すことで、強制的に英語の回路(英語脳)が形成されます。
STEP3:完璧主義を捨てて「毎日」の実践試合を行う
「間違えたくない」「綺麗な発音で話したい」という完璧主義は、英語脳の形成を著しく阻害します。
日本語を話す外国人が、多少文法が間違っていても気にせず堂々と話しかけてくるように、私たちも「間違えて当然」というメンタルで、毎日ネイティブとの実践試合(会話)を行うことが重要です。
細かいニュアンスを気にして言葉に詰まるくらいなら、間違った英語でも即答する方が、コミュニケーションとしてはずっと自然で楽しいものになります。
SNSの「ネイティブはこう言う」というノウハウに縛られすぎる危険性については、以下の記事でも解説しています。
最短で英語脳を作るなら、特許取得の「反射復唱法」
ここまで「英語脳の作り方」について解説してきましたが、これを自分一人で、しかも毎日継続して行うのは非常に困難です。
そこで、最短で確実に英語脳を作るための究極のトレーニングメソッドとして、私たちが提供するLAT英会話の「反射復唱法トレーニング」をおすすめします。
反射復唱法の全体像や仕組みをまとめて知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
スマホアプリによる「反射の基礎トレーニング」
LAT英会話では、特許を取得した専用アプリを使用し、先述した「無音のインターバルを利用した反復練習」を毎日行います。
- 日本語:「彼女は、いいテニスの選手です。」
- (無音のインターバル) ← ここであなたが “She is a good tennis player.” と発話する
- 英語(ネイティブ):”She is a good tennis player.”
- (無音のインターバル) ← もう一度、あなたが英語を復唱する
このトレーニングを、料理や掃除をしながらの「ながら作業」で毎日繰り返すことで、頭で考えずに無意識に英語が口から出る「英語脳」が自然と定着します。
この感覚は、車の運転を覚えるプロセス(最初は頭で考えていた操作が、繰り返すうちに無意識になる)によく似ています。詳しくは以下の記事で解説しています。
「予約不要・毎日着信」で強制的な実践環境を提供
基礎トレーニングで口の筋肉を鍛えたら、次は実践です。LAT英会話では、英語脳を定着させるために他のスクールにはない「予約不要の毎日着信」という仕組みを採用しています。
一度時間を決めたら、月曜から金曜まで毎日、同じ専属の外国人講師からあなたのスマホに直接電話(ビデオ通話)がかかってきます。1回7〜10分と短いですが、講師が一方的に話すのではなく、あなたが主導して即興で話し続けなければならないため、脳に汗をかく濃密な実践トレーニングとなります。
自分で予約する手間がないため、「今日は疲れたからやめよう」という言い訳ができず、半ば強制的に「毎日英語を話さざるを得ない環境」に身を置くことができます。
※オンライン英会話が続かない理由と解決法については、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ:英語脳の作り方は「勉強」ではなく「身体の反復」
日本人が英語を話せない理由は、能力の低さではありません。「翻訳して正解を出す(勉強)」というアプローチのまま、「即座に言葉を返す(会話)」というスポーツを習得しようとしていたアプローチのズレが原因です。
英語脳の作り方の結論は以下の通りです。
- 英語を話すためには、日本語から翻訳するプロセスを完全に捨てる
- 机に向かう勉強をやめ、「無音のインターバル」を使った反射トレーニングを繰り返す
- 毎日、外国人と話しざるを得ない強制的な実践環境に身を置く
正しいトレーニングを続ければ、自転車に乗れるようになったのと同じように、誰でも必ず「英語脳」を手に入れ、自然に英語が話せるようになります。
もし、このメソッドに共感し、本気で英語脳を作るトレーニングを体験してみたいと思われた方は、ぜひLAT英会話の「1週間無料体験」を試してみてください。
毎日の「反射復唱法トレーニング」と「専属講師からの毎日の着信」が、あなたの英語の常識を覆すはずです。
➡ LAT英会話 1週間無料体験(クレカ登録不要)のお申し込みはこちらから
この記事を書いた人
宇佐神 悟(LAT英会話 代表)
元日本IBM営業部長。自身も長年英語が話せずに苦しみ、数百万円を英語学習に費やすも全く上達せず一度は挫折。しかし45歳の時、あるきっかけで「無理やり毎日外国人と英語を話す環境」に身を置いたことで突如開眼。「英語は知識の詰め込みではなく、反復による身体能力である」という真理にたどり着く。その強烈な実体験とメソッドを体系化し、本物のスピーキング力を養成するトレーニングサービス『LAT英会話』を開発。著書に『英会話は9割が身体能力』(フォレスト出版)がある。

コメント