英語を話せるようになりたいとお考えの皆様は、どこかで「英語脳」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「英語脳を作る」というのはどういうことで、どうすれば作ることができるのでしょうか。
今回は、そんな「英語脳の作り方」についてお話しします。
もくじ
「英語脳」とは
一般的に言われている英語脳とは、
・英語を日本語に訳さずに、英語のまま理解が出来ること
・英語の語順のまま、英文がスッと入ってくること
などを意味していることが多いように感じます。
しかし、英語“脳”と言われると、その脳みそを作るための“コツ”を知りたくなりますよね。
実際、スラッシュリーディングを始めとするノウハウ本が多く出ており、こう言った“コツ”取得に邁進したくなる気持ちは非常によくわかります。
しかし、本当に必要なのはコツでしょうか?
そもそも、我々は“脳”をアップデートしたいのでしょうか?
感覚的な話にはなりますが、私たちは英語で話せるかどうかは、
脳の差異というよりも、慣れや反射神経の差異だと考えています。
日本語を話す際に、脳を使っている感覚はあまりないのではないでしょうか。
感覚で使えている状態、ある意味、脳みそを使わなくても理解できて、話せる状態こそが、英語脳といえるのではないでしょうか。
“脳”という言葉が「英語を英語で理解する」ことであるというように誤解を生んでしまっているのです。
英語脳の作り方は車の運転と一緒
例えば、車の運転をするとき、最初のころは駐車場に入れるときに、頭で一生懸命考えながら、ハンドルを右や左に動かして運転していると思います。
あれ?ハンドルこっちに回すとどっちに動くんだっけ?
みたいな感じで、慌てながら運転していた、バックが苦手に感じていた経験をされた方も多いのではないでしょうか。
まさにこのような状態は、英語で何かを話そうとするときに、
あれ?こんな時はなんて言う単語を使うんだっけ?とか、
今は未来のことだから、willを入れるんだっけ?
みたいな感じで、慌てながら話している状態で、まさに英会話を苦手に感じている段階です。
しかし、運転を何度もやって慣れてくると、頭を使わなくても勝手に手がハンドルを右に回したり、左に回したりするようになります。
そうなると、毎回こっちに車を動かすからハンドルをこっちに回すなんていうことを考える必要もなく、感覚的にハンドルを回せるようになっています。
「英語脳を作る」というのは、この車の運転と一緒で、感覚で話せるようになるとはこういうことです。
感覚で話せるようになると、頭の中で、こういう時はなんて言うんだっけ?とか、正しい文法はどうだっけ?なんてことを頭で考えることなく、感覚で口が勝手に英語を話している状態になります。
英語の勉強はもうやめましょう
車のハンドルをどっちに切ればどっちに動くかは理解してても、上手くできるようにはなりません。
英会話も同じです。
とにかく、たくさんの英語表現を口に覚えさせて、外国人と毎日のように話すことが必要です。
自動車を運転するのに、最初は座学や教習を受けてルールを理解するところから始まると思いますが、運転が上達するには、実際に公道を運転するしかないと思いませんか?
色んな交差点に出会うこと、他車の動きを実際に見ること、自分の車のアクセルレスポンスを理解すること、場合によってはヒヤリとする場面に遭遇すること・・・。こういった経験無くして、運転が「身体に滲みつくように」出来るようになることはないと思います。
座学や教習は当然必要です。だからこそ、コツを学ぶ勉強を否定はしません。
でも、そこで終わってしまっては、運転できるようにはなれないということも理解しておきたいものです。
考えてみて頂きたいのですが、
英語“脳”を作るためのコツを座学で5個、8個、10個と増やすのはいいですが、公道でいきなり全てを駆使できますでしょうか。
きっとどのコツを使えばいいのか、一瞬パニックになって結局一時停車するしかなくなってしまうのではないでしょうか。コツを一つ覚えたら、公道に出てそのコツを実戦で使ってみて、自分のモノにしていくことが、運転ができるようになる近道なのだと思います。
しかも英語は自動車の運転と異なり、万が一公道で失敗したとしても誰かをケガさせたりする心配は要りません。であれば、公道に出てみませんか?
基礎だけでなく実践も
話は変わりますが、とある進学校の教師の方と、学習塾の講師の方が、同じことを言っていたそうです。
「自分の講座に人が集まらなさそう、と思ったら講義名に『基礎』と付けておけば人は集まる」と。興味深いと思いました。
それだけ、我々日本人の頭に「基礎が大事」という根深い意識が植え付けられているのです。
基礎が大切ということは否定しませんが、基礎だけやっていて、応用問題が解けるようにはなりません。応用問題を解釈し、基礎知識や基本公式が使えるところまで因数分解することが必要です。「基礎が大切」ということは、言い換えれば「基礎を理解していることが大切」+「応用問題を基礎まで分解できることが大切」なのです。
英語も例外ではありません。
文法や単語を覚える勉強だけでなく、英語脳を作るためのコツの勉強をするだけではなく、「感覚的に」「反射的に」英語が出てくるまで公道で英語を話す「トレーニング」をすることで初めて話せるようになります。
英会話のトレーニングを継続すれば、英語脳は手に入る
そう、「勉強」よりも「トレーニング」という感覚です。
他のどの教科よりも、スポーツに近い感覚です。
たくさんの表現を口に出して、覚えこませていき、外国人との会話を毎日のように取り組んで、外国人とのコミュニケーションにも慣れていくことが必要になります。
そうすることによって、徐々に徐々に脳をフル回転させず、脳を使って英語を絞り出すのではなく、感覚として英語が出てくるようになります。
まとめ
いかがでしたか。
英会話を習得する上でよく耳にする「英語脳」という言葉の本当の意味についてご理解いただけたでしょうか。
英語脳とは、「英語で英語で理解する」とよく解釈されていますが、「日本語を日本語で理解する」ことがないように、英語脳というのは、つまりは感覚で理解できている状態・使えている状態のことです。
そのためには、英語の知識を増やすのではなく反射神経で使えるようになる必要があります。
私たちLATは、自動車の運転で言うところの、公道での練習が最重要だと考えており、そのようなプログラムを組んでおります。
反射復唱法トレーニングでは、筋トレのように英語表現を身に付けていただけます。
また、専属の外国人講師と毎日強制的にオンラインレッスンを受けることによって、外国人とのコミュニケーションにも自然に体が慣れていきます。
脳をフル回転させて脳から英語表現を引っ張り出していくのではなく、勝手に口から英語が出てくる、適当な英語表現が口から出てくる、そういう感覚を身に付けていただけるようにデザインされております。
とはいえ、「筋トレやダイエットも続かない・・・」、「トレーニングって聞くだけで拒絶反応が・・・」という方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫。LATでは、嫌でも続けられるような工夫がたくさん施されています。
人間サボりたくなってしまうものです。そんな人間の性をも受け止め、対策を織り込んだ内容になっておりますので、三日坊主になりがちな方でも、きっと続けて頂くことが出来ると思います。
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