AI英会話はバッティングマシーンと同じ? 〜人と話すからこそ身につく“実戦の英語力”〜

最近、「AI英会話」という言葉を耳にすることが増えてきました。
ChatGPTをはじめとするAIとの会話練習は、手軽で、しかも時間や場所を選ばずにできる便利なツールです。
そんな中で、ふと私はこんなことを思いました。
「AI英会話って、野球のバッティングマシーンみたいなものかもしれないな」と。
実際にChatGPTにも、こんな質問をしてみました。
「プロ野球選手がバッティング練習をするとき、なぜマシーンではなく、人間のピッチャーに投げてもらうことがあるのですか?」
すると、返ってきた答えがとても興味深かったのです。

⚾ プロ野球選手が“マシーンではなく人”と練習する理由

ChatGPTの答えを要約すると、主に4つの理由が挙げられていました。

🧠 1. 実戦に近い“間合い”と“リズム”を再現できるから

マシンは常に一定のタイミングで投げますが、実際の試合ではピッチャーごとに「投球モーション」「リリースポイント」「間」が違います。

  • 人間のピッチャーは、セットポジション・投球間隔・投げ方を変えることができ、 バッターはその「タイミングを読む」練習ができます。
  • 実戦では、この“間合いの読み”が打撃力の大部分を占めるため、マシンでは得られないタイミング感覚が磨かれます。

👀 2. リリースの瞬間にボールを“読む”感覚を養うため

バッターはピッチャーの腕の振りや手首の角度、体の開きなどから球種を予測します。
人間の投手の投球を見ないと、この「リリース直前の情報処理」が鍛えられません。

  • たとえば「直球か変化球か」を瞬時に判断する能力は、マシンではほぼ鍛えられません。
  • 実際に人が投げると、ボールの回転、リリースの高さ、手の出所が毎回微妙に違うため、“見て判断する力”がつきます。

💨 3. ボールの質(回転・伸び・ムラ)が自然だから

マシンの球は物理的に一定で、機械的なスピンしかかかりません。
一方、人が投げる球は:

  • 指のかかり方でスピン量や縦横の変化が毎回少し異なる
  • 速球でも「伸び」「キレ」「沈み」が違う
  • それが「実戦のボールの揺らぎ」として再現される

つまり、人が投げた方がリアルな打球感覚・打点感覚を体に染み込ませることができます。

🤝 4. 心理的・感覚的な緊張感が違う

マシン相手だと「ただ打つだけ」になりがちですが、目の前で人が投げると、無意識に「対戦している感覚」が生まれます。

  • ピッチャーの表情・動きに反応する緊張感
  • 「次は何を投げてくるか」という駆け引き感

これがあると、集中力・反射神経・判断力が一気に高まります。
つまり、“試合モードの脳”を使うことになるのです。

⚾ まとめ

理由内容
1間合い・リズムの再現(タイミングの練習)
2リリースを見て判断する力を養う
3実戦に近いボールの質を体感できる
4対人特有の緊張感で集中力が高まる

💡 AI英会話も、まさに同じ

この話、英会話にもよく似ていると思いませんか?

AI英会話は、まさに“バッティングマシーン”のような存在です。

① 実際の会話に近い“間”と“リズム”を身につけられる
マシンの球はいつも同じリズムで飛んできますが、実際の試合ではピッチャーごとに「投球モーション」や「間」が違います。
人間のピッチャーはタイミングを変えたり、投げ方を工夫したりすることで、バッターがその“間”を読む練習ができます。
英会話で言えば、会話のテンポや相手の反応を読む力のようなもの。
AIとの会話は常にテンポが一定で、こちらの言葉にすぐ反応してくれます。
でも、人との会話では、実際の人との会話では、相手の話すスピード・間の取り方・リアクション・感情の起伏が毎回違います。
それを感じ取りながら対応することで、「実際に通じる会話力」が育っていくのです。

② 会話のキャッチボールを成立させる“読みの力”が育つ
バッターはピッチャーの腕の振りや体の動きから、「次は速球かな?変化球かな?」と予測しています。
AIマシンの球では、この“読む力”は鍛えられません。
英会話でも同様です。
実際の相手との会話では、相手の表情や間、声のトーンを見ながら、次にどんな話題が来るかを瞬時に判断する力が求められます。
これがいわゆる「会話のキャッチボール」
AIでは完璧な返答が返ってきても、“相手の意図を読む力”は身につかないのです。

③自然な“揺らぎ”に強くなる耳を育てる
マシーンが投げる球は毎回同じですが、人が投げる球は、指のかかり方やスピンの量で毎回わずかに違います。
その揺らぎこそが、実戦に通じる「本物の感覚」を磨く要素になります。
英会話でも、ネイティブスピーカーの発音・スピード・言い回しは十人十色。
相手によって英語のクセがあり、言葉の“揺らぎ”を感じ取ることが重要です。
実際の人とのレッスンでは、その自然な変化に耳が慣れていきます。
AIの発音や言語モデルはとても滑らかで正確ですが、だからこそ「本番の揺らぎ」に対する耐性が育ちにくいのです。

④ 人と話すからこそ生まれる“ライブの緊張感”
マシーン相手の練習では、どこか安心してしまいます。でも、目の前で人が投げると「勝負している感覚」が生まれます。「打ちたい」「負けたくない」という気持ちが自然に湧きます。
この“緊張感”が集中力を高め、脳がフル回転するのです。
英会話もまさに同じ。
AI相手だと、間違えても気にならないし、気まずさもありません。
しかし、人と話すと「ちゃんと伝えたい」「聞き取らなきゃ」という適度なプレッシャーが生まれます。
その“緊張感”こそ、英語脳をフル回転させるスイッチ
人との会話でしか得られない「ライブ感」があるのです。

💡 AI英会話は「フォーム練習」に最適
AI英会話は決して悪いわけではありません。
むしろ、発音・文法・単語の使い方をチェックするのに非常に便利です。
バッティングでいえば「フォームを整える練習」にぴったりです。
AIはいつでも付き合ってくれる“正確な練習相手”。
自分の弱点を何度でも修正できるのは大きなメリットです。
でも、その練習を「試合で打てる力」に変えるには、やはり人とのレッスンが欠かせません。

🌱 まとめ
AI英会話は、まさに“バッティングマシーン”のような存在です。
自分のペースで練習でき、何度でもやり直せる。
しかも最近は本当に優秀で、文法も発音も丁寧に直してくれます。

でも、「相手が人間じゃない」という一点だけは、どうしても越えられません。
相手の間の取り方、声のトーン、ちょっとした笑い方。
そうした「人の温度」から生まれるやり取りこそが、
本当の“実戦力”を育てる部分なのです。

さらに、人とのレッスンでしか得られない“間”と“熱”があります。 英語は、言葉のキャッチボール。 相手が人であるからこそ生まれる気づきや成長が、あなたの英語を「実戦レベル」に変えていきます。

LAT英会話トレーニングでは、この“人との対話から生まれる力”を何より大切にしています。

AI英会話=バッティングマシーン
人とのレッスン=生身のピッチャー

どちらも大事ですが、本当に上達するのは「人を相手にした練習」から。

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