英語でスモールトーク!NG&定番ネタとは?

前回は、英語で雑談をするうえでの心の準備についてお伝えしました。
今回は、いよいよ実践編!
英語では避けたほうがよい話題や、間違いない定番ネタをご紹介します。

避けたほうが無難!NGネタ

日本ではOKなのに、英語では気をつけなければいけない話題とはなんでしょうか?
国によっても様々ですが、アメリカを例に考えてみましょう。

見た目の話

単一民族国家である日本では、見た目に関して、同じような価値観を共有しています。
しかし、世界を見渡すと、見た目が違えばその価値観も様々。
例えば「細いね!」と褒めたつもりでも、相手は不愉快に感じるかもしれません。
また、私たち日本人が言いがちな、「芸能人の誰々に似てるね」という話。
個性を大切に考えるアメリカ人にとって、たとえ有名な俳優であっても、誰かに似ているというのは全くうれしくないようです。
相手の見た目を褒めるときは、その日の服装など、相手の選んだ何かを褒めるようにしましょう。

年齢の話

日本では、気軽に年齢のことを聞いたりネタにする風潮があります。
一方、アメリカで年齢を聞くのは厳禁
採用の場であっても年齢を聞いてはいけないほど、年齢の話題はタブー視されています。
英語には敬語もないので、相手の年齢など気にしない人がほとんどです。
そもそも、日本では若いことに価値があると考えますが、世界的には決してそうではありません。
「若いね!」というのは、相手を未熟だと侮辱することにもなりかねません。
年齢や世代は関係なく、楽しく話をできるといいですね。

自虐・謙遜・家族の愚痴

日本では、自分や家族を下げて相手を上げる、というのが会話のテクニックです。
一方アメリカは、相手のことも自分の家族も褒め倒す文化です。
何か褒められたら、謙遜せず「ありがとう」と言いましょう。
たとえば「今日のシャツ素敵ね」と褒められたら、日本人だとつい「いや、もうこれ古くて」などと何かしら欠点を告げて謙遜しがちです。
英語で話すときは、ぜひ”Thank you! This is my favorite.”など、自分も気に入っているのだ、と堂々と返しましょう。
そのほうが、褒めた相手もうれしいし、会話もスムーズです。
また、家族の話をするなら、ポジティブな話にしておきましょう。
アメリカは、いかに家族やパートナーを愛しているか、素晴らしいかを話す文化です。
そんな中で家族の愚痴や、子供が不出来で・・・なんて謙遜でもしたら、聞かされたほうはびっくりしてしまいます。
ちょっとした軽口のつもりが、深刻に受け止められてしまうでしょう。

日本と同じ、避けたほうがよい話題

日本では当たり前だと思っていた価値観が、実は通用しないこともあるのですね。
しかしここで挙げたこと以外では、ほとんど日本と変わりません。
政治や宗教、お金の話など、日本で避ける話題は止めたほうが無難です。
楽しくポジティブな会話を心がけて、英語でも楽しく会話できるといいですね。

これなら間違いない!定番ネタ

それでは、誰に対しても使えて、話を広げやすい話題はなんでしょうか。
おもしろネタを仕入れるよりも、自分の日常や気持ちを英語で話せるように常に意識してみましょう。

先手必勝!自分から話を振ろう

まず、英語力に自信がない人こそ、スモールトークは「先手必勝」
相手が話し始める前に、自分から一言投げかけて、自分のフィールドに引き込みましょう。
相手が先に話し始めてしまうと、「え、何の話?」というところからスタートする羽目に。
自分から話し始めれば、相手の返答も自分の守備範囲に戻ってくるので、会話がしやすいです。
また、前回のブログでお話したように、自分が質問する側に回ることで、相手にたくさん話してもらえます。
先手必勝!簡単なフレーズでよいので、こちらから話してみましょう。

その場でぱっと終わらせる話題

英語では、朝のあいさつのついでに軽い雑談を交わすのも、大切なコミュニケーション。
そんなときは、一言二言で終わるような軽い話題が良いです。

天気の話題

定番で間違いない話題といえば、天気の話。
いい天気、寒い、暑い、雨が降りそう、、、色々な話ができます。
ただ「晴れている」「雨ですね」という事実を話すよりも、体感や感想を込められる言葉を使うとよいでしょう。
It’s too humid!  「蒸し暑すぎる!」
It’s freezing today.  「今日は凍りそうなくらい寒いね」
The wind is crazy!  「すごい風だね」

服装の話題

例えばステキなワンピースを着ていたら、”I like your dress!”
かっこいいシャツを着ていたら、”That looks good on you.”
単に “Nice shirt!” でもいいでしょう。
褒められて嫌な気持ちになる人はいないはずです。

話を広げやすい話題

ちょっと雑談の時間があるようなときは、話を広げやすい話題がおすすめです。
追加の質問をしたり、情報を付け足したりして、話を展開することができます。
連想ゲームのように話をつないでみましょう!

週末の話題

週の前半には、”How was your weekend?” 「週末はどうだった?」、
週の後半には、”Do you have any plans for this weekend?”「今週末は何か予定あるの?」。
自分が聞かれたときでも、何か特別なことを話す必要はありません。
スーパーへの買い物なら、”I went to grocery shopping.”
本当に何もないなぁ・・というときには、”Nothing special. I just enjoyed my time at home.”なんてことでもOKです。

休暇の話題

連休 (long weekend) や夏休みやクリスマスのシーズンが近づいてきたら、この話題!
「旅行に行く」という話が出たら、次の雑談では「準備進んでる?」などと話をつなぎやすいです。
夏休みの1、2ヶ月前から休暇の話題で盛り上がれますよ。

まとめ

いかがでしたか。
話題をたくさん持っていなくても、少しの話題を発展させて楽しくおしゃべりできます。
避けたほうが良い話題を意識しすぎず、楽しく話をできるといいですね。
LATのレッスンで、コーチとの会話を止めずにつなげることも、英語を話す重要なトレーニングになります。
絶対的な正しい答えを探すのではなく、楽しく会話をつなぐことを意識しましょう。
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