“Thank you.”の”Thank”は動詞?

英語を話せないと感じている日本人は多いですが、実は誰もが何気なく使えている英語表現があります。
その代表例が“Thank you.”“OK.”などのフレーズです。
これらの表現は、文法を意識せずに反射的に口から出てくることがほとんどです。
では、なぜ”Thank you.”は特に意識しなくても使えるのでしょうか?

目次

  1. “Thank you.”の文法的な解説
  2. 使い慣れているから、考えずに使える
  3. 文法を考えずに話せるようになるには?
  4. 反射的に使える英語表現を増やそう!
  5. 反射復唱法トレーニングの具体的なステップ
  6. 文法の理解よりも「使える英語」を身につける
  7. まとめ

  1. “Thank you.”の文法的な解説
    “Thank you.”という表現は、感謝の意を簡潔に伝えるための定型表現として広く使われていますが、そもそも、この表現の文法的な構造を考えたことはありますか?


“Thank youの”Thank”は「感謝する」という意味を持つ動詞です。
正確には「他動詞(transitive verb)」であり、「誰かに感謝する」という意味を持ちます。
そのため、目的語(誰に感謝するのか)を伴う必要があり、”you”(あなたに)がその役割を果たしています。
文法的に分解すると、
Thank(動詞) + you(目的語) = あなたに感謝します。
ただし、このフレーズは実際の英語では極めて口語的であり、”I thank you.”の”I”が省略された形となっています。

英語では話し手が自分自身であることが文脈から明らかな場合、主語”I”が省略されることがよくあります。

また、”Thank you very much.”(本当にありがとうございます)のように、副詞を加えて感謝の度合いを強調することも可能です。

  1. 使い慣れているから、考えずに使える
    このように、”Thank you.”は文法的に正しく、感謝の意を伝える際に非常に自然な表現となっていますが、これらを理解した上で”Thank you.”を使っていましたか?
    実は、多くの人がこの表現の文法的な構造を理解していなくても、自然に使えています。
    これは単純に「言い慣れているから」です。
    言い慣れているフレーズは、意識せずに反射的に出てきます。
    しかし、もし「”Thank”は動詞だから、その目的語として”you”が必要で……」などと考えながら話していたらどうでしょう?
    とっさに”Thank you.”と言えなくなってしまいますよね。
  2. 文法を考えずに話せるようになるには?
    英語をスムーズに話すには、いちいち文法を考えるのではなく、”Thank you.”のように反射的に使える表現を増やすことが大切です。
    実際に、ネイティブスピーカーも会話の中で文法を意識しながら話しているわけではありません。
    だからこそ、LAT英会話トレーニングでは「反射復唱法トレーニング」を採用しています。
    このトレーニングでは、何度も繰り返して声に出すことで、英語表現を「考えずに」話せるようになることを目指します。
  3. 反射的に使える英語表現を増やそう!
    現在販売中の「10日で身に付く旅行の英会話(初級)」では、以下のような112通りの表現を、反射的に使えるようにトレーニングできます。

• チェックインをお願いします。→ “Check in, please.”
• 通路側の席をお願いします。→ “Aisle seat, please.”
• (タクシーなどから)降ります。→ “I get off.”
• (エレベーターなどで)お先にどうぞ。→ “After you.”
• (チップを渡す際など)あなたにです。→ “This is for you.”

このような短いフレーズを反射的に言えるようになれば、英語を話すことがもっと楽になります。

  1. 反射復唱法トレーニングの具体的なステップ
    それでは、どのようにすれば反射的に英語を話せるようになるのでしょうか?
    反射復唱法トレーニングの基本的なステップを紹介します。                          ①繰り返し声に出して練習する                                          フレーズを1回言うだけでは覚えられません。何度も繰り返して声に出すことで、頭で考えることなくスムーズに発話できるようになります。                                         ②場面をイメージしながら練習する                                     実際にそのフレーズを使うシチュエーションを想像しながら練習することが重要です。たとえば、レストランで「Water, please.」と言う場面を思い浮かべながら練習すると、実際にその状況になったときにスムーズに口から出やすくなります。                                              ③スピードを上げる                                            最初はゆっくりでも大丈夫ですが、慣れてきたら徐々にスピードを上げていきましょう。LATの反射復唱法トレーニングでは、早口のネイティブとの会話にも対応していくための力をつけるための、スピードトレーニングも取り入れています。スムーズに口から出せるようになれば、自然に会話ができるようになります。

  1. 文法の理解よりも「使える英語」を身につける
    英語学習では、文法をしっかり理解することも大切ですが、会話において最も重要なのは「使える英語を身につけること」です。
    どれだけ文法を理解していても、いざ話そうとすると言葉が出てこないと意味がありません。
    そのためには、反射的に口から出せる表現を増やし、実際の会話の中でスムーズに使えるようにすることが重要です。
  2. まとめ
    “Thank you.”のような簡単な表現は、文法を考えずに反射的に使えています。
    同じように、他の英語表現も繰り返し練習することで、文法を考えずにスムーズに話せるようになります。脳をフル回転させて脳から英語表現を引っ張り出していくのではなく、勝手に口から英語が出てくる適当な英語表現が口から出てくる、そういう感覚を身に付けていただけるようにデザインされております。
    LAT英会話トレーニングの「反射復唱法トレーニング」を活用すれば、使いたい英会話フレーズを反射的に使えるようになり、英会話がもっと楽になります。
    文法の勉強にとらわれすぎず、実際に話すためのトレーニングをしてみませんか?
    LAT英会話トレーニングで、一緒に楽しく英語を身につけましょう!

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