唱えて覚える!英語は『ワンパターン必勝法』

今日は、英語の『ワンパターン必勝法』についてお伝えします!

日本語と同じように英語は使えない?!

「日本語と同じくらい、英語を使いこなせるようになりたい!」
これを目標を定めているとしたら、それはなかなか大変な道のりです。
そこまでしなくても、英語をペラペラ話せるようになる方法があります。
それが、『ワンパターン必勝法』です。

日本語を使いこなす私たち

私たちは、無意識のうちに、高度な日本語を使っています。
ニュアンスを細かく使い分け、状況に応じて的確な単語・表現を瞬時に選び取っています。
これができるのは、私たちが幼い頃から日本語の中で育ち、膨大な量のインプットとアプトプットをしてきたからです。

たとえば、感謝を伝える日本語について考えてみましょう。
基本は、「ありがとうございます」で間違いないでしょう。
「すみません」「どうもありがとう」「恐れ入ります」「恩に着るよ」「助かります」「御礼申し上げます」「かたじけない」「感謝してる」「感謝の気持ちでいっぱいです」「痛み入ります」「恐悦至極に存じます」・・・
少し考えただけでも、このように幅広く感謝の気持ちを伝える言葉が見つかります。

丁寧度や言葉の古さ、感謝の度合いなどで、使い分けることは私たちには難しいことではありません。

英語はワンパターンでいい!

日本語を使い分けているのと同じことが、英語でもできるでしょうか?
残念ながら、それは、ほぼ無理でしょう。
これまで何十年も日本語の中で生きてきたのと同じだけ、英語を吸収することは現実的ではありません。

英語は、伝えるためのツールです。

100%正しく伝えることは無理でも、だいたい伝わればOK、と考えてみてはいかがでしょうか。
(使いこなせているはずの日本語でだって、誤解は生じますよね。)

「ありがとう」を英語で覚えるなら、“Thank you.”一つでよいのです。
“I appreciate it.” “I’m grateful.” “How nice of you.” “That’s thoughful of you.” “Thanks a lot.”…このように、英語でも「ありがとう」は色々な表現ができますが、すべて覚える必要はありません。
まずひとつ”Thank you.”を知っておけば、「ありがとう」を伝えられます。

バリエーション VS. ワンパターン

バリエーションが多すぎて口が動かない!

それでも、知的好奇心が旺盛な人ほど、たくさんの表現を知りたくなるでしょう。
映画を見ながら、「こんなおしゃれな表現もできるんだ!」と感動することもありますよね。
しかし、たくさん覚えてバリエーションが増えるほどに、英語を話すハードルが高くなる可能性があります。
その理由は、『その場に合わせて適切な表現を選ぶ』という難しい作業が発生するからです。

先ほどの例で言えば、「ありがとう」以外にたくさんの感謝の言葉から、その場に応じたものを選ばなくてはいけません。
“Thanks”はカジュアルすぎる?”I appreciate” の後ろはヒト?モノ??
そんなことを考えている間は、口は動かせません。感謝を伝えそびれてしまいます。
しかしもし、ワンパターンで「ありがとう=Thank you」とだけ覚えていたら、感謝を伝えたいときには反射的にThank you.と口に出すことができます。

頭で考える作業をひとつ飛ばすことができ、会話をスムーズに進めることができます。
もしかしたら、そのたった1つ覚えた表現が、その場での最適な表現ではないかもしれません。
それでも、感謝を伝えるという目的は達することができます。

ワンパターン覚えるなら、丁寧な表現を!

たったひとつ覚えるなら、汎用性がある丁寧な表現を覚えましょう。
そうすれば、ビジネスの場でも友人との会話でも、躊躇せずに英語を口にすることができます。

フランクな英語表現にこだわらなくても、親密な関係を築くことは可能です。
YouTubeなどでは、若者言葉やスラングを教える動画が多くあります。
特に若い人たちは、スラングを言うのがかっこいい、と考える人が多いです。
しかし、若者言葉やスラングは、TPOを間違えると、相手に不愉快な思いをさせてしまいます。

きちんとした丁寧な英語を使えて初めて、カジュアルな表現を使うことができるのです。
そう考えると、まずは丁寧な表現で一通り自分の言いたいことを表現できるようにすることが大切、ということが見えてきますね。

ワンパターンだけを体に叩き込む

ここまで、英語はワンパターンだけ覚えればいい、『ワンパターン必勝法』について話をしてきました。
ワンパターンの英語を知ってさえいればいいのでしょうか。
いいえ、このワンパターンの英語を、しっかり体に叩き込み、反射的に英語が口から出てくるところまで練習しなければ、実際の英会話では使えません。

LATの反射復唱法トレーニング

LATでは、レッスンとは別に、反射復唱法トレーニングを毎日行っていただきます。
これは、日本語を聞いた瞬間、対応する英語を口に出すトレーニングです。
一つの日本語文に対して、一つの英文が対応しており、まさに『ワンパターン必勝法』に最適です。

スポーツ選手のように、会話の中で反射的に口が動くように、日々唱えて覚えていただきます。
そして、毎日のレッスン内で、コーチと会話をする中で実践し、体に覚えさせていきます。

丸暗記して体に英語を叩き込む

英文を丸暗記したからといって、本当に実際の英会話で使えるのか、不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
実際、会話の中で覚えた英文と全く同じことを言う機会は多くないでしょう。
また、一対一の対訳についても心配になる方がいらっしゃるかもしれません。

「この表現以外にも、こういう言い方もできるのに」
「この英文を丸暗記するだけで、本当に英語がスラスラ口から出てくるようになるのかな」
結論から言いますと、そのような心配はいりません!
先ほどからお伝えしているように、英語を話せるようになるには、英語が口をついて出てくるようになることが一番重要です。

様々な英語表現を覚えて、その都度言い回しを考えていたら、英語の会話のスピードにはついていけません。
まずは言いたいことをパッと口に出すためには、「頭で考える」という作業を一旦スキップしましょう。
これがしっかり定着すれば、単語を置き換えたり時制を変えたり、少しずつ応用させていくことができるようになります。

まとめ

いかがでしたか。
果てしない道に思える英語習得の道ですが、一つ一つ表現を覚えていけば、必ず自分の言いたいことを伝えられるようになります。
そのためには、口が英語を話す準備をできていなくてはいけません。
ぜひ、LATの反射復唱法トレーニングで、『ワンパターン必勝法』を手にしてください!
家での練習時間には、発声練習のつもりで大きな声で練習してみてください。
きっと、新しい発見があるはずです。

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