最近よく聞く「イースター(Easter)」って、どんなイベント?

日本でもじわじわ定着しはじめた春のイベント「イースター」。
春になると、お店でも、卵型やうさぎやひよこをモチーフにしたグッズを見かけるようになりました。
「イースター」という言葉は知っていても、実際どういう日なのかはよくわからない・・・という方も多いのではないでしょうか。

外国人、とくにキリスト教圏に住む人々にとっては イースターはとても馴染み深い祝日なので、イースターの話題を出せば、盛り上がること間違いありません。

今回は、イースターについて、イベントの楽しみ方や、関連する英語表現をご紹介します。

季節の行事などは会話のきっかけになりますよね。ネイティブのイースターの過ごし方を理解した上で、会話を盛り上げることができます。ぜひ参考にしてみてください!

イースターとは

ここ近年よく耳にする「イースター」。みなさんは、どんな行事かご存知ですか?
最近では有名テーマパークなどのイベントとして大人気となっていて、なんとなく知っている、という方もいらっしゃるかもしれません。

イースターは、イエス・キリストの復活を祝うキリスト教の祝日です。十字架に架けられて亡くなったイエス・キリストの復活をお祝いするための日なので日本語では、「復活祭」と訳されることが多いようです。

欧米ではメジャーかつ子供たちに人気のイベントです。特に、キリスト教が信仰されている国や地域では、クリスマスと並ぶくらい大きなイベントです。クリスマスがイエス・キリストの誕生祭であるのに対し、イースターはイエス・キリストが復活したことをお祝いするお祭りです。

学校や教会では、イースターの時期が来ると「エッグハント(Egg Hunt)」という卵を探すイベントを開催したり、シンボルである卵やウサギなどのデコレーションがされ、可愛らしいイースターグッズが街に溢れるようになります。

パステルカラーやウサギのような可愛いイメージが浸透してしまっているので、イースターがキリスト教に関するイベントだということを知らなかった方もいるのではないでしょうか?
本来の意味を知って、イースターをより楽しんでもらえたらと思います。


イースター(Easter)の由来

「イースター(Easter)」という名前は、ゲルマン神話に出てくる「春の女神エオストレ(Eostre)」に由来しています。
実はイースターはキリスト教出現以前からあったと言われています。
北半球の方では、春の訪れを告げるお祭としてイースターが存在していました。春の訪れを待ち遠しくしていた人がいたことから、温かくなるこの季節の訪れをお祝いするお祭りがありました。

春は草木が芽吹き、花が咲き誇り、動物たちが繁殖を迎える季節。新たな命を生み出す春の女神エオストレと、イエス・キリストが死から復活するイメージが共通することから、イエス・キリストの復活と、春の訪れを関連付けてお祝いするようになりました。そして、やがて統合され、イースターという名前になったとされています。


イースターはいつ?

イースターは、毎年決まった日に行われるものではなく、春分の日から数えて最初の満月の次の日曜日がイースターの日とされています。

2024年は3月31日です。

ハロウィンやクリスマスとは異なり、3月下旬~4月上旬の間で変動するので、日本ではなかなか定着しない理由のひとつになっています。
また、イースター当日だけでなく、イースターの前の40日間と、その後も50日間続きます。


イースターのシンボル

「イースター」と聞いて、何をイメージしますか?
春を感じさせる明るい色合いやパステルカラーの卵型のカプセルや、ウサギのお菓子やぬいぐるみ、そして卵を入れるバスケットなどがお店に立ち並びますが、モチーフになっているものには意味があります。代表的なシンボルとその英語表現をご紹介します。


• 卵(Eggs):殻を割ってひよこが誕生する様は、新しい命の象徴とされ、命の誕生を表すものとしてキリストの命の復活を祝うイースターに取り入れられています。
• ウサギ(Easter Bunny):ウサギは一度にたくさんの子供を産むことから繁栄のシンボルとされています。

その他にも、新しい命や春の象徴としてよく使われるモチーフがあります。
• ひよこ(Chick)
• あひる(Duck)
• てんとう虫(Ladybug)
• ひつじ(Lamb)

これらのシンボルが街にあふれ、黄色や金色、ピンクなど春のカラフルな色どりに、「長い冬の終わり」や「新しいことがスタートする」という意味合いが含まれています。

イースターの楽しみ方

実際にイースターでは何をするの?と、疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
キリスト教の人々は、イースター当日には教会に行ってミサに参加し、家族で食事をして過ごすのが一般的です。
現在では多くの人が「春のおまつり」としてペイントした卵を飾ったり、様々なゲームをして楽しみます。
中でも、大定番のゲームは、エッグハント(Egg Hunt)です。
エッグハントとは、家や庭にイースターエッグやお菓子を隠し、子供達がそれを探して楽しむゲームです。卵の中にはお菓子やおもちゃなどが入っているので、子供たちは必死になって卵を探し出します。

イースターのよく使われる英語表現

イースターをお祝いするときに使える挨拶やよくある会話をご紹介します。ただし、イースターは楽しい行事ですが、宗教が関係する行事なので、使う場面や相手、内容には気をつけてくださいね。

イースターの日のあいさつやメッセージカードに使われる大定番の英語のフレーズ
“Happy Easter!”「楽しいイースターを!」
“Have a happy Easter!”「楽しいイースターを過ごしてください!」
“Enjoy your Easter Holiday!” 「イースター休暇を楽しんでください!」

よくある会話
“Do you celebrate Easter?”「あなたはイースターをお祝いするの?」
と聞かれたら、
“Yes, I celebrate Easter.”「はい、わたしはイースターを祝います。」
“I don’t celebrate Easter because I’m Japanese. We don’t have the Easter Holiday.”「私は日本人だからイースターはお祝いしません。私達はイースターの休暇もありません。」

“What do you do for Easter?”「イースターにどんなことをするの?」
“I paint and decorate eggs for an Easter party.”「イースターパーティのために卵にペイントとデコレーションをします。」


“A rabbit is the symbol of “Fertility” because a rabbit has many baby rabbits at once.”「ウサギは子供をたくさん産むことから、繁栄のシンボルとされています。」

“Easter is not a major event in Japan but it has become popular recently.”「 イースターは日本ではあまり有名ではありませんが、最近人気が出てきました。」

まとめ

いかがでしたか。
今回は春の行事である「イースター」についてご紹介しました。イースターを今まであまり知らなかった方も、イースターについて理解していただけたら嬉しいです。外国語を学ぶということは、世界への鍵を手にすることと一緒です。
ですが、その鍵を手にした後こそが大事です。

鍵は、あけられます。その後どうするのか?
は、人それぞれです。
言葉という道具だけ、正しく話せれば良いのか?

極端な例にはなりますが、日本語が流暢に話せても、
土足で人の家に上がり込み、箸など使わない、お盆やお正月、そういったものも理解しようとしない人よりも、日本語が例え拙くても、玄関で脱いだ靴を揃え、自国文化を理解しようとしてくれる、そんな方に好意を覚えるのではないでしょうか?
異文化のイベントはたくさんありますが、分からないことがあればそのままにせず、調べて身につけていってください。
きっと、英会話力習得を目指されている皆様には、国際交流を深めていく中で、役に立つこともあるかと思います。
お互いを尊重する心も、コミュニケーションには欠かせませんよね!


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