LATが提供するHOME WORK
LATがHOME WORKを重視する理由とその内容
LATでレッスンと同じがそれ以上に重要視しているのが、HOME WORKです。
当コラムでは、LATがHOME WORKを重視している理由から、実際に取り組んでいただいているHOME WORKの中身についてご説明させていただきます。
1. HOME WORKが重要な理由
2. スピーキング力を鍛えるHOME WORKとは
3. LATが提供するHOME WORKの内容
HOME WORKが重要な理由
LATのプログラムのコンセプトは、スポーツのように英会話をトレーニングすることです。
つまり、スポーツと同じように英会話の能力を身につけていただくことを目標としています。
ここで、一般的なスポーツ選手(例えば野球選手)が日々どのようなトレーニングをしているか想像してみてください。
少なくとも、先生と一緒に「上手なヒットの打ち方」という本を開いて勉強する野球選手はいないでしょう。
ヒットを少しでも沢山打てるようになるためには、沢山の素振りが必要でしょうし、バッティングで必要になる筋肉を鍛えるための筋トレも必要でしょう。
実際問題、メジャーリーガーのイチロー選手が、ストレッチに非常に長い時間をかけているというのは有名な話です。
英会話の習得も同じです。
英会話の先生と「日常会話に役立つ英単語」という本を開いて勉強しても身につきません。
英語で会話をしたいのであれば、正しい英語を沢山話す練習をするしかないのです。
この練習は、素振りや筋トレのように繰り返しおこなって、体で覚える必要があります。
良い野球選手がストレッチや筋トレ、素振りに時間をかけるように、英語を話すためにも独自で行う会話練習で英語の筋肉をつけることが重要です。
スピーキング力を鍛えるHOME WORKとは
スポーツ選手が取り組むストレッチや筋トレ、素振りといった基礎トレーニングの特徴は反復練習です。
同じような型を何度も繰り返し練習することによって、一つ一つの動作を頭で考えるのではなく、体が覚えて勝手に動くようにします。
スピーキング力を鍛えるHOME WORKも同様に反復練習が必要です。
正しい英語を聞き、話す練習を何度も何度も行うのです。
これをしっかり行うことによって、定型の英語については毎回考える必要もなく、口が勝手に覚えて話せるようになっていくのです。
実は皆様も部分的には既に取り組まれていたりもします。
例えば、海外旅行に行った際、ドアを開けて待ってくれる人がいたら、頭で考えずに”Thank you.”と言えるのではないでしょうか。
“Thank you.”については、実は既に何度も口に出して行ったことがあり、体が覚えているからです。
より沢山の英語を反復して練習することにより、”Thank you.”と同じように、沢山の言い回しの英語を考えるより前に言えるようになっていきます。
LATが提供するHOME WORKの内容
これまでご説明したように、HOME WORKの重要な目的は正しい英語を口にして、体で英語を覚えることにあります。
このことは、かなり以前から言われていたものでもあり、代表的なトレーニング方法としてシャドーイングというものがあります。
シャドーイングは、英語を聞くと同時にその英語を真似ることによって、英語を話す口を鍛えるというものです。
実のところ、シャドーイングは最も効率の良い英会話トレーニングの一つですが、実は1つだけ弱点があります。
それは、聞いた英語を繰り返す力はつくものの、自分が頭でイメージしたことを英語で口に出す練習ができないということです。
通常の会話においては、以下のプロセスで会話が行われます。
(1) 話したいことのイメージが頭に浮かぶ
(2) 話す内容を言語に置き換える
(3) (2)の内容を口に出す
シャドーイングの場合、(1)から(2)に移る部分の練習ができないため、ここが弱点となります。
LATが提供するHOME WORKはこの部分も解決しています。
(1)にあたる内容について、まず最初に日本語の文を聞いていただきます。
その日本語を聞いた直後に英語を口に出していただく練習をするのです。
そうすることによって、(2)のプロセスを行う練習ができます。
とはいえ、最初から簡単に(2)ができるわけもありませんし、間違った英語ばかり口にしてしまうかもしれません。
そのために、LATが提供するHOME WORKでは、日本語の後にそれを言い表す正しい英語表現も再生されます。
つまり、以下の順番で同じ意味を持つ音声が再生されます。
「日本語」(インターバル)「英語」(インターバル)
両方のインターバル時間中に英語を口に出していただくことで、(2)と(3)両方の練習をできるようにしているのです。
このように、LATのHOME WORKは一般的なシャドーイングだけでカバーしきれない、イメージを英語化する練習にも取り組んでいただくことができるものとなっています。